この記事では、ロードバイクキャリパーブレーキについて紹介しています。
「純正のブレーキだと制動力が物足りない…どれに交換すればいいんだろう?」
「グレードやアーチサイズがたくさんあって、自分のバイクに合うキャリパーブレーキがわからない」
こんなふうに悩んでいませんか?
キャリパーブレーキ(リムをブレーキシューで挟んで止める、ロードバイクで長く使われてきた軽量なブレーキのことです)は、グレードやアーチサイズ、対応するリム幅など見るべきポイントが多く、どれを選べばいいか意外とわかりにくいですよね。
選び方を間違えるとフレームに取り付けできなかったり、思ったほど制動力が上がらなかったりすることもあります。
そこで今回はロードバイク用キャリパーブレーキの選び方とおすすめ8選をご紹介していきます。
グレードの違いや交換時の互換性、よくある質問まで解説しているので、ぜひキャリパーブレーキ選びの参考にしてみてくださいね。
☆おすすめNo.1
シマノ(SHIMANO)
SHIMANO 105 BR-R7000
前後セットで約8,000円と手が届きやすい価格ながら、上位グレード譲りのカチッとした制動力とコントロール性を備えた定番モデルです。
初めての交換から本格的なアップグレードまで幅広く対応できるので、迷ったらまずチェックしてほしい1台ですよ。
ロードバイク用キャリパーブレーキの選び方

それではさっそく、ロードバイク用キャリパーブレーキの選び方をご紹介していきます。
ここでは、グレード・アーチサイズ・制動力・互換性という4つの選び方のポイントについて解説します。
特に以下の4点は、購入前に必ずチェックしておきましょう。
- グレード(性能と価格のバランス)
- アーチサイズ(リーチ)
- 制動力とブレーキシュー
- レバーとの互換性
ポイントを押さえるだけで、自分のバイクにぴったりのキャリパーブレーキを選べるようになりますよ。
それでは、詳しい内容を一緒に見ていきましょう。
グレードで選ぶ
キャリパーブレーキは、まずグレードを基準に選ぶのがおすすめです。
グレードごとの位置づけの目安は以下の通りです。
- デュラエース・アルテグラ:軽量で制動力も最高峰。レースや決戦向け
- 105:価格と性能のバランスが良く、迷ったらこれで間違いなし
- ティアグラ・ターニー:価格重視。街乗りや入門用に十分
なかでも、価格と性能のバランスが良い105が最もおすすめです。
105以上はブレーキシューがカートリッジ式(パッド部分だけを差し替えて交換できるタイプ)になるので、メンテナンス性まで一気に良くなるのも見逃せませんよ。
もちろん予算に余裕があればアルテグラ以上も魅力的ですが、費用対効果を考えるならまず105を基準に検討するといいですね。
アーチサイズ(リーチ)で選ぶ
キャリパーブレーキを交換するなら、アーチサイズ(リーチ)は絶対に確認しておきましょう。
主なアーチサイズの区分は以下の通りです。
- ショートリーチ(51mm前後):一般的なロードバイクの標準規格
- ミドル・ロングリーチ(57mm前後):クリアランスに余裕があるフレーム向け
- 超ロングアーチ(73mm前後):太めのタイヤやフェンダー装着車向け
多くのロードバイクは51mmのショートリーチが標準ですが、クロスバイクやツーリング車、古いフレームではロングアーチが必要な場合もあります。
実際に僕も過去に、リーチを確認せずに105を注文してしまい、シューがリムに届かず付け直しになった苦い経験があります。
今付いているブレーキの型番か、フレーム穴からリムまでの距離を測ってから選ぶと、取り付けできないという失敗を確実に防げますよ。
制動力とブレーキシューで選ぶ
ブレーキ本来の役割である制動力も、キャリパー選びで重視したいポイントです。
制動力を左右する要素は、主に以下の2つです。
- アームの剛性:高いほど入力がダイレクトに伝わる
- ブレーキシュー:リムとの相性や素材で効きが変わる
見落としがちですが、ブレーキシューはアルミリムとカーボンリムで専用品が異なる点には注意が必要です。
カーボンホイールにアルミ用シューを使うとリムを傷めたり効きが極端に落ちたりするので、必ずリム素材に合ったシューを選びましょう。
本体を上位グレードに交換しつつシューも見直すと、制動力の向上をはっきり体感できますよ。
レバーとの互換性で選ぶ
最後に、意外と見落としやすいのがブレーキレバーとの互換性です。
互換性を考えるときは、以下を確認しておくと安心です。
- ロード用STIレバーはショートプル(引き量が少ない)が基本
- シマノ・カンパ・スラムなどメーカーごとの引き量の違い
- フラットバー用レバーとの組み合わせ可否
基本的には同じメーカー・同じ規格でそろえるのが一番確実です。
シマノのロードコンポを使っているなら、キャリパーもシマノで統一しておくと引き量のトラブルがなく、安心して制動力を引き出せますよ。
ロードバイク用キャリパーブレーキのおすすめ8選

ここからは、ロードバイク用キャリパーブレーキのおすすめを8選ご紹介していきます。
それでは、おすすめモデルをチェックしていきましょう。
SHIMANO|BR-R7000(105)
| ブランド | SHIMANO |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(アーチ51mm) |
| 制動力 | ◎ |
| 重量 | 約360g(前後) |
| 参考価格 | 約8,000円(前後) |
- 価格と性能のバランスが最高の定番グレード
- カートリッジ式シューでメンテナンスも簡単
『SHIMANO BR-R7000(105)』は、価格と性能のバランスに優れ、初めての交換で最もおすすめしやすい定番キャリパーです。
アーチ51mmのショートリーチで、多くのロードバイクにそのまま取り付けできるのも扱いやすいポイントです。
ブレーキシューはカートリッジ式なので、消耗したパッドだけを差し替えて手軽に交換できます。
前後セットで約8,000円という価格ながら、上位グレードに迫る制動力を持つコストパフォーマンスの高さは圧巻です。
純正ブレーキからのアップグレードとしてまず選んで間違いのない一台ですよ。
■こんな人におすすめ
- 初めてブレーキを交換・アップグレードする人
- 価格と制動力のバランスを重視したい人
「どれを選べばいいか迷っている……」そんなあなたに一番おすすめの定番モデルです!
SHIMANO|BR-R8000(アルテグラ)
| ブランド | SHIMANO |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(アーチ51mm) |
| 制動力 | ◎ |
| 重量 | 約360g(前後) |
| 参考価格 | 約12,000円(前後) |
- 105を上回る剛性でよりダイレクトな制動感
- 決戦用ホイールとも相性の良い上位グレード
『SHIMANO BR-R8000(アルテグラ)』は、105よりワンランク上の剛性としっとりしたタッチを求める人にぴったりの上位モデルです。
重量は105とほぼ同等ですが、仕上げの質感やタッチの上質さは実際に握ると違いを感じられます。
デュラエースまでは予算的に厳しいけれど、妥協せず上質な制動フィールを味わいたい人に最適な一台です。
ロングライドで下りの多いコースを走る方ほど、この安定した制動力の恩恵を強く実感できるはずです。
■こんな人におすすめ
- 105より上質な制動フィールが欲しい人
- 下りやロングライドで安定感を重視する人
「価格を抑えつつ上位グレードの質感が欲しい!」そんな方にぴったりのアップグレードモデルですよ。
SHIMANO|BR-R9100(デュラエース)
| ブランド | SHIMANO |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(アーチ51mm) |
| 制動力 | ◎(最高峰) |
| 重量 | 約326g(前後) |
| 参考価格 | 約24,000円(前後) |
- シマノリムブレーキ最高峰の制動力と軽さ
- レースや決戦用に妥協したくない人向け
『SHIMANO BR-R9100(デュラエース)』は、シマノのリムブレーキ最高峰に位置する、制動力・軽さ・剛性のすべてを両立したフラッグシップです。
レース本番やヒルクライムの下りなど、シビアな場面でこそ真価を発揮する一台です。
価格は前後で約24,000円と高価ですが、性能に一切妥協したくない人にとっては十分に価値のある投資です。
ただし性能を出し切るにはホイールやシューとの相性も重要なので、トータルで組み合わせを考えたい人向けの選択肢とも言えます。
■こんな人におすすめ
- レースや決戦で最高の制動力を求める人
- 軽さと性能に一切妥協したくない人
「最高峰のブレーキで勝負したい!」というこだわり派に、間違いなくおすすめのフラッグシップです。
SHIMANO|BR-4700(ティアグラ)
| ブランド | SHIMANO |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(アーチ51mm) |
| 制動力 | ○ |
| 重量 | 約380g(前後) |
| 参考価格 | 約5,500円(前後) |
- 約5,500円で買える手頃な入門グレード
- 純正からの底上げに十分な制動力
コスパ重視でブレーキを底上げしたいなら、『SHIMANO BR-4700(ティアグラ)』をぜひ検討してみてください。
アーチ51mmのショートリーチで、エントリーロードの純正ブレーキからの交換にちょうど良いグレードです。
ブレーキシューは一体型なので105以上ほどの手軽さはありませんが、必要十分な性能を備えています。
予算を抑えつつ制動力を確実に高めたい方に、コストパフォーマンスの高い実用的な選択肢です。
■こんな人におすすめ
- 予算を抑えつつ純正から底上げしたい人
- 街乗り・通勤メインで使う人
「まずは手頃にブレーキを良くしたい!」という方に『BR-4700』はぴったりですよ。
SHIMANO|BR-R451(ロングアーチ)
| ブランド | SHIMANO |
|---|---|
| 対応 | ロングリーチ(アーチ最大57mm) |
| 制動力 | ○ |
| 重量 | 約400g(前後) |
| 参考価格 | 約3,500円(前後) |
- 最大57mmのロングアーチで対応幅が広い
- 太めタイヤやフェンダー装着車に最適
「51mmのブレーキだとシューがリムに届かない…」
そんな方におすすめなのが『SHIMANO BR-R451(ロングアーチ)』です。
アーチが最大57mmまで対応するロングリーチ設計で、クリアランスに余裕のあるフレームや古めのロードバイクにも取り付けできます。
デュアルピボット構造で制動力も安定しており、前後約3,500円という価格の手頃さも魅力です。
標準の51mmでは合わないフレームの救世主として、ロングアーチが必要な人にとって貴重な選択肢です。
■こんな人におすすめ
- 51mmのブレーキが届かないフレームの人
- 太めタイヤやフェンダーを使いたい人
「ロングアーチが必要でブレーキ選びに困っている!」という方は『BR-R451』を要チェックです。
TRP|R879
| ブランド | TRP |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(リーチ39-49mm) |
| 制動力 | ◎ |
| 重量 | 約318g(前後) |
| 参考価格 | 約9,000円(前後) |
- 鍛造アルミアームによる高い剛性と軽さ
- シマノ互換で組み合わせやすい社外ブランド
シマノ以外で高性能なキャリパーを探しているなら、『TRP R879』をぜひ検討してみてください。
台湾ブランドTRPのデュアルピボットキャリパーで、6061-T6アルミを鍛造・CNC加工した高剛性アームが特徴です。
リーチは39-49mmで一般的なロードバイクに対応し、カムスタイルのクイックリリースでホイールの着脱もスムーズです。
ブラックを基調としたシックな外観で、見た目にこだわりたい人にも刺さる一台です。
シマノとは違う個性を求めるライダーにとって、性能とデザインを両立した魅力的な選択肢ですよ。
■こんな人におすすめ
- シマノ以外の高性能キャリパーを探している人
- 軽さとデザイン性を両立したい人
「人と違う個性的なブレーキで差をつけたい!」という方に『TRP R879』はぴったりですよ。
TEKTRO|R559(ロングアーチ)
| ブランド | TEKTRO |
|---|---|
| 対応 | 超ロングアーチ(リーチ55-73mm) |
| 制動力 | ○ |
| 重量 | 約358g(前後) |
| 参考価格 | 約4,000円(前後) |
- 55-73mmの超ロングアーチで対応力抜群
- フェンダーや650B化にも対応する余裕のクリアランス
とにかく対応するリーチの広さを求めるなら、『TEKTRO R559』をぜひチェックしてみてください。
リーチ55-73mmという超ロングアーチ設計で、シマノのロングアーチでも届かないようなクリアランスの大きいフレームにも対応します。
前後で約4,000円と手頃な価格ながら、ロード/カンチ用レバーに対応する汎用性の高さが魅力です。
制動力は上位グレードには一歩譲りますが、特殊なクリアランスのフレームを救える希少なロングアーチモデルです。
■こんな人におすすめ
- 特に大きいクリアランスのフレームを使う人
- フェンダーや650B化で余裕が欲しい人
「他のブレーキではリーチが足りない!」というツーリング派に、『TEKTRO R559』はうってつけです。
カンパニョーロ|コーラス デュアルピボットブレーキ
| ブランド | カンパニョーロ |
|---|---|
| 対応 | ショートリーチ(カンパレバー用) |
| 制動力 | ◎ |
| 重量 | 約306g(前後) |
| 参考価格 | 約20,000円(前後) |
- カンパ独特の美しい造形と所有感
- スカイフックシステムによる安定した制動
イタリアの伝統ブランドで足回りを固めたいなら、『カンパニョーロ コーラス デュアルピボットブレーキ』が有力候補です。
カンパニョーロのミドルグレード「コーラス」のキャリパーで、独特の美しい造形と高い所有感が最大の魅力です。
前後で約306gと軽量で、カンパのコンポで組んだバイクの統一感を大切にしたい人にぴったりです。
ただし、ワイヤーの引き量がシマノと異なるため、カンパのレバーと組み合わせるのが前提です。
価格は前後で約20,000円と高価ですが、性能だけでなく所有する喜びも手に入る特別な一台ですよ。
■こんな人におすすめ
- カンパニョーロでバイクを統一したい人
- 性能だけでなく所有感も重視する人
「機能だけでなく美しさや所有感にもこだわりたい!」というカンパ派に、絶対に押さえておきたい一台です。
ロードバイクのキャリパーブレーキに関するよくある質問
最後に、ロードバイクのキャリパーブレーキについてよく寄せられる質問にお答えしていきます。
- キャリパーブレーキとディスクブレーキはどちらがいいですか?
-
用途によって変わります。キャリパーブレーキは軽量で構造がシンプル、メンテナンスや消耗品が安価というメリットがあります。一方ディスクブレーキは雨天でも制動力が安定し、カーボンホイールでも安心して使えます。すでにリムブレーキのフレームに乗っているなら、キャリパーブレーキの交換・アップグレードがコスパ良く楽しめますよ。
- キャリパーブレーキの交換は自分でできますか?
-
アーレンキー(六角レンチ)があれば、比較的簡単に自分で交換できます。フレーム裏側の固定ナットを緩めて古いブレーキを外し、新しいブレーキを取り付けてワイヤーを張り直すのが基本の流れです。ただしワイヤーの張り具合や片効きの調整には慣れが必要なので、自信がない場合はショップに任せると安心ですよ。
- 105とアルテグラのブレーキはどれくらい違いますか?
-
- 105:コスパ最優先。制動力も十分で迷ったらこれ
- アルテグラ:剛性とタッチがワンランク上質
基本性能はどちらも高く、日常のライドでは105で不満が出ることはほとんどありません。予算に余裕があり、より上質なタッチを求めるならアルテグラを選ぶ、という考え方でOKですよ。
- ブレーキの効きが悪いときはどうすればいいですか?
-
まずはブレーキシューの摩耗とワイヤーの緩みをチェックしましょう。シューが減っていれば交換し、ワイヤーが伸びていれば張り直すだけで効きが復活することが多いです。それでも改善しない場合は、本体を上位グレードに交換したり、リム素材に合ったシューへ変えたりすると、制動力をはっきり向上させられますよ。
まとめ
今回はロードバイク用キャリパーブレーキの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
自分にぴったりのキャリパーブレーキを選ぶコツは、以下の4つです。
- グレード(性能と価格のバランス)
- アーチサイズ(リーチ)
- 制動力とブレーキシュー
- レバーとの互換性
ポイントを押さえるだけで、自分のバイクに合ったキャリパーブレーキがグッと見つけやすくなりますよ。
迷ったときは、価格と性能のバランスが良く扱いやすいSHIMANO 105 BR-R7000を選んでおけば失敗しません。
ブレーキは安全に直結する最重要パーツなので、じっくり選んで快適なライドを楽しんでくださいね。
なお、キャリパーブレーキ本体や交換に必要な工具は、品揃えの豊富なワイズロードでチェックしてみるのもおすすめですよ。








